コスト削減だけでなく災害に備えた事業継続の観点からクラウドコンピューティングサービスを導入する企業が増えているが、その多くが関東のデータセンターを拠点にしている現状で、東北地方太平洋沖地震や東京電力の電力供給問題を機にデータバックアップの運用が大きな課題になっている。こうした背景を踏まえ、IDCフロンティアは西日本のデータセンター拠点で東日本のクラウドコンピューティング環境のバックアップを7月中旬に開始する。
IDCフロンティアは現在、首都圏に7カ所、関西に1カ所、九州に1カ所と計9カ所のデータセンターを運用し、クラウドコンピューティングサービス「NOAHプラットフォームサービス(NOAH)」を展開している。このうち福岡県北九州市のデータセンター「アジアン・フロンティア」を利用して、東日本地域で提供中のNOAHに格納されているOSや構成情報などのデータのバックアップを行う。
首都圏データセンターとアジアン・フロンティア間を伝送速度10Gbpsの回線で結び、インターネットを介さず首都圏、関西、九州データセンターを同一の広域ネットワークで接続できるようする。
本記事は、ニフティのニュースサイト「クラウド・トゥデイ(Cloud Today)」向けに弊社が執筆した記事「IDCフロンティア、西日本拠点でクラウドサービスの広域バックアップ」の一部です。全文は、クラウド・トゥデイ(Cloud Today)のサイトにてお読みください。