シチズン時計は、世界で初めて人工衛星からの情報を受信して時刻合わせをする光発電腕時計「エコ・ドライブ サテライト ウエーブ」を発表した。電波時計の衛星版と言える製品で、2011年9月上旬に世界限定990個で発売する。希望小売価格は33万6000円。
地球から約2万km離れた宇宙空間で周回する衛星から情報を受信し、正確な時刻を表示する。従来の電波時計は、地上にある標準電波の送信所から情報を受け取っており、こうした施設のある日本、中国、米国、欧州の4地域でしか時刻合わせ機能が使えないが、衛星対応の同モデルは全世界で利用可能。また災害などで送信所が停波した際も役立つと言える。衛星を利用する場合の弱点は消費電力の多さだが、シチズンでは省電力化に成功し、光発電システムで稼働するようにした。
フル充電から充電なしで2年半動作する。衛星から情報を受信しないときの精度は平均月差±15秒。パーペチュアルカレンダー、世界26都市対応のワールドタイム、24時間計、日付曜日表示、サマータイム対応などの機能を備える。
本記事は、ニフティのニュースサイト「デジタル・トゥディ(Digital Today)」向けに弊社が執筆した記事「災害時も使える? 衛星の電波で時刻合わせする腕時計、お値段は33万円」の一部です。全文は、デジタル・トゥディ(Digital Today)のサイトにてお読みください。