米Apple(アップル)のSteve Jobs最高経営責任者(CEO)が米国時間8月24日、辞任した。同氏は今年1月より病気療養のため休職していた。後任には最高執行責任者(COO)のTim Cook氏が就く。
Jobs氏は同日、取締役会に退任の意向を告げ、取締役会がこれを承認した。Jobs氏が取締役会とAppleコミュニティに宛てた公開書簡には、「私は常々、AppleのCEOとして果たすべき職務をまっとうできなくなる日が来たら、まず私から皆さんに知らせると言っていた。残念ながら、その日が来てしまった」と書かれている。Jobs氏は取締役会に対して引き継ぎ計画を進めることを強く求め、後任としてCook氏を推薦した。Jobs氏は取締役会会長に選任され、Cook氏はCEO就任とともに取締役会に加わる。
Jobs氏は1976年にAppleを共同設立したが、経営方針の意見対立から1985年に同社を解雇された。1997年にAppleに復帰してからは、ヒット商品を次々と世に送り、時価総額で米Exxon Mobilに次ぐ全米第2位の企業へとAppleを成長させた。しかし健康面では、2004年に膵臓がんの手術のため約2カ月間療養し、2009年には肝臓移植手術のために半年間休職した。今回の病気療養は3度目で、健康問題や後継者問題が取り沙汰されていた。
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