オンライン百科事典「Wikipedia(ウィキペディア)」は、米国でインターネット検閲につながるとして批判を浴びている法案に抗議するため、米国時間の2012年1月18日に丸1日閉鎖する。全世界の英語版が対象。Wikipediaのシステムなどを管理するWikimedia Foundation(ウィキメディア財団)が明らかにした。
米国議会では、インターネット上の著作権侵害防止を理由に、上院で「Protect Intellectual Property Act(PIPA)」、下院で「Stop Online Piracy Act(SOPA)」を審議中。メディア王とされるルパート・マードック氏率いる米News(ニューズ)グループや大手映画会社、レコード会社などが支持する一方、米Google(グーグル)をはじめとするインターネット企業や、ネットでの言論の自由のために活動する非営利団体、電子フロンティア財団(EFF)などが反対に回っているほか、オバマ大統領も懸念を示す声明を出している。
SOPAやPIPAの条項には、DNSブロッキングという手法で著作権侵害の疑いがあるWebサイトを一般の利用者から遮断し、閲覧できなくするという内容を含む。ネット検閲につながるとする意見が多く、議会での攻防も激しい。
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