オンライン百科事典「Wikipedia(ウィキペディア)」は、米国でインターネット検閲につながる法案に抗議するため、全世界の英語版で実施した24時間に及ぶ一時閉鎖を完了し、同期間中に約1億6200万人が訪問したと発表した。
米国議会ではインターネット上の著作権侵害防止を理由に「Protect Intellectual Property Act(PIPA)」「Stop Online Piracy Act(SOPA)」という2つの法案が審議中。著作権侵害の疑いがあるWebサイトを一般の利用者から遮断し、閲覧できなくするという内容を含み、ネット検閲につながるとして激しい反対運動が沸き起こっている(関連記事)。
Wikipediaで項目の執筆や編集をしている利用者による合議の上で、反対運動への参加を決め、問題の認知度を高めるために一時閉鎖と抗議声明の掲載を行った。Wikipediaによると、金銭のためではなく、人々の知識を統合して文書化し、誰でも利用できるようにするという使命のためだという。一時閉鎖に踏み切ったWikipedia利用者は「著作者」であり、当然ながら著作権は重んじるとしている。
本記事は、ニフティのニュースサイト「デジタル・トゥディ(Digital Today)」向けに弊社が執筆した記事「英語版ウィキペディアのサイト閉鎖が終了、訪問者は1億6200万人」の一部です。全文は、デジタル・トゥディ(Digital Today)のサイトにてお読みください。