米Apple(アップル)は、Macintosh(Mac)パソコン向け次期OS「Mac OS X 10.8 Mountain Lion(マウンテンライオン)」を発表した。同社のクラウドサービス「iCloud(アイクラウド)」と機能を統合した点が目を引く。すでに開発者向けの試用版を公開したほか、一般の利用者も2012年晩夏からMac向けアプリケーション配信サービス「Mac App Store(マックアップストア)」を通じて更新できる。
iCloudは、現行のMac向けOS「Mac OS X 10.7 Lion」から対応したサービスで、すでに1億人以上の利用者がいる。5GBまで無料のオンラインストレージが使えるほか、「iTunes Store(アイチューンズストア)」「App Store(アップストア)」や「iBookstore(アイブックストア)」といったサービスで購入した楽曲やアプリ、電子書籍を端末同士で共有できる。オフィスソフト「iWork(アイワーク)」などで作成した仕事の書類などを保存し、複数の端末で共有することも可能。スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」やタブレット端末「iPad(アイパッド)」、携帯メディアプレーヤー「iPod touch(アイポッドタッチ)」など向けOS「iOS(アイオーエス)5」にも対応し、従来はモバイルでの用途が脚光を浴びてきた。
パソコン向けOSの新版Mountain Lionでは、設定作業や、パソコンからほかの端末上にある情報を更新するのが容易になる。Apple IDでサインインするだけで、自動でパソコン上の情報をiCloudにまとめて同期することが可能。対象は連絡先、メール、カレンダー、メッセージ、ビデオ通話「FaceTime(フェイスタイム)」そして紛失端末捜索サービス「Find My Mac(ファインドマイマック)」などで、いずれも常時最新の状態に保てる。パソコンでこれらの情報を追加、削除、編集すれば、同期しているiPhoneやiPad、iPod Touchに自動で反映する。
本記事は、ニフティのニュースサイト「クラウド・トゥデイ(Cloud Today)」向けに弊社が執筆した記事「Macの新OS「マウンテンライオン」、iCloudと統合、サインインで自動同期、クラウド上の書類を直接編集」の一部です。全文は、クラウド・トゥデイ(Cloud Today)のサイトにてお読みください。