米Adobe Systems(アドビ)の日本法人は、個人でも利用できる電子書籍出版サービス「Adobe Digital Publishing Suite(ADPS) Single Edition」を国内向けに2012年3月19日より開始する。組版ソフトウエア「Adobe InDesign CS5.5」「同CS5」で作成した書籍をアプリケーションに変換し、米Apple(アップル)のアプリ配信サービス「App Store(アップストア)」で販売できる。価格はアプリ1つ当たり2万9800円。直販サイトで取り扱う。対応OSはMac OS X v10.6またはv10.7で、Windows版の投入時期については明らかにしていない。
アドビの電子書籍出版サービスADPSシリーズのうち、個人が簡単に利用できるよう機能を簡素化した版。従来のProfessional Editionなどと異なり、いったんApp Storeで配信を始めたアプリを更新できないが、その分価格は割安だ。
InDesignで作成した電子書籍を、Appleのタブレット端末「iPad(アイパッド)」で閲覧しやすいよう編集し、アドビ独自のFolio形式のアプリに変換して、App Storeに登録、販売、管理できる。パンフレットや画像を多用した書籍、年次報告書、個人的なデザインポートフォリオなどの配信に向く。
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