携帯電話で通話している際の声の高さと大きさの変化をもとに、振り込め詐欺の被害者が通話相手を「過信」しているかどうかを検出する技術を、富士通と名古屋大学が開発した。振り込め詐欺に関する通話では90%以上の精度で過信状態を検出できるという。
この技術は、2009年に研究を開始したもの。すでに振り込め詐欺などへの対策として、携帯電話の通話内容から「借金」「補償」などといった特定のキーワードを認識、分析して過信状態になっているかどうかを調べる技術あるが、被害者が心理的な抑圧を受けていると声が不明瞭(めいりょう)になるため、精度が不十分だった。
今回は通話内容ではなく、声の大きさとその変化を分析する。従来のキーワード検出技術と組み合わせることで、振り込め詐欺の被害に遭っていないかどうかをより精密に検出する。例えば高い声で話しているときの平たんさが変化しているかどうか、などを調べる。
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