SNSのソーシャルゲームで料金を支払ってくじ引きのように仮想のアイテムを取得し、一定種類そろえてより希少なアイテムを受け取る「コンプリートガチャ」の仕組みについて、関係各社が相次いで廃止を表明している。景品表示法違反との判断を消費者庁が示唆したためだ。
ソーシャルゲーム開発のKLabは2012年5月末までにすべての作品でコンプリートガチャを停止し、以降は新たに導入しないと明らかにした。 消費者庁がこの仕組みを景品表示法が禁止する「カード合わせ」に該当する可能性を示唆したため、としている。2012年5月9日時点で明確な判断は出ておらず、具体的な通達もないが、消費者庁より中止の要請があった場合は、全面的に従う方針という。
ただしKLabとしては、監督官庁から指導、要請がある前に、業界側が自主規制することが望ましいとして、行政の判断、動向にかかわらず先行して停止に踏み切る構え。KLabで取り扱うコンプリートガチャのうち「コンプガチャ」「テーマガチャ」の2種類とも対象にする。ただし同社が提供元ではないゲームに関しては、提供元の判断に委ねる。
本記事は、ニフティのニュースサイト「bizmash!」向けに弊社が執筆した記事「「コンプガチャ」停止、ソーシャルゲーム各社相次ぎ決定」の一部です。全文は、bizmash!のサイトにてお読みください。