パソコンに入り込むと勝手にプリンターへ指示を送り、給紙が尽きるまで文字化けした意味不明な内容を印刷させ続ける、迷惑極まりないウイルス「Trojan.Milicenso」が活発化している。セキュリティソフト開発大手の米Symantecによると2012年6月上旬から感染の報告が相次いでいる。特に多いのは米国とインドで、欧州と南米の数カ国がこれに続く。
Trojan.Milicenso が最初に出現したのは2010年。Symantecが調査した限りでは、ほかの悪意あるソフトウエア(マルウエア)をばらまくための手段として働いている。悪質な電子メールの添付ファイルを開いたり、スクリプトを仕込んだWebサイトなどを閲覧したりすると感染する。動画などの再生、圧縮に必要なコーデックの偽物に仕込んである事例も大量に見つかっている。
ウイルスの目的は利用者のWebブラウザーに広告関連のURLを読み込ませ、転送に転送を重ねてWebサイトを閲覧させること。Symantecが調査したところ、最後に表示したのはフランス語のWebサイトだったという。
本記事は、ニフティのニュースサイト「bizmash!」向けに弊社が執筆した記事「もうやめて! 紙がなくなるまで印刷させ続けるウイルス、シマンテックが報告」の一部です。全文は、bizmash!のサイトにてお読みください。