日本のAndroidスマートフォン利用者に狙いを絞ってアドレス帳の中身を盗み取る不正なアプリケーションの報告が多数上がっているとして、情報処理推進機構(IPA)が注意を呼びかけた。悪意を持った攻撃者が、不正なアプリをダウンロードさせるリンクを記載したメールを不特定多数の利用者にばらまいていたという。
IPAがまとめた2012年8月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況の中で明らかにした。こうした不正なアプリは、ウイルスそのものだが、発見当初はスマートフォンにセキュリティアプリを導入していても検知できないことがあり、インストール後に起動してしまうと情報を盗み取られる被害に遭う。
アプリの名前やダウンロードを誘うメールの文章は全て日本語で、日本人を狙った攻撃だと、IPAは考えている。メールの文面は、電波の受信感度改善やバッテリー稼働時間の延長などをうたって利用者を引きつけようとしている。またメールのほかにSNSでも興味を引くような文面とともに、不正アプリのリンクを含む投稿が見つかっている。
本記事は、ニフティのニュースサイト「bizmash!」向けに弊社が執筆した記事「日本のスマホユーザー狙い撃つ不正アプリ、IPAが注意喚起」の一部です。全文は、bizmash!のサイトにてお読みください。