日本の「オタク市場」は中核となる新たな利用者を確実に取り込みつつ、「非オタク」の一般層を獲得し、堅調に推移している。モバイル端末を通じてゲームなどが拡大する一方、ソーシャルメディアを通じてVOCALOID(ボーカロイド)を代表とするような商品、サービスの人気が高まっている。矢野経済研究所がこんな調査結果をまとめた。
ここでいう「オタク市場」とは、中核となる利用者を一定数持ち、かつ矢野経済研が「オタクの聖地」と見る秋葉原などで取り扱いが多い商品、サービスなどを指す。調査期間は2012年7―9月。対象はアニメ、漫画(電子コミック含む)、ライトノベル、ゲームなど多岐にわたる。
2011年度のオタク市場を分野別に見ると、恋愛シミュレーションゲーム市場規模は前年度比30%増の146億円、オンラインゲーム市場規模は前年度比29%増の3868億円といずれも大幅に拡大した。恋愛シミュレーションはモバイル端末向けが好調で、女性利用者が増加している。オンラインゲームは愛好者向けの高性能、高機能なゲームは頭打ちだが、SNSを通じたソーシャルゲームが好調。
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