情報処理推進機構(IPA)によると、2012年のウイルス届出件数は前年に比べ14%減の1万351件と減少傾向が続いている。パソコン向けセキュリティアプリケーションが普及し、感染被害と拡大を防いでいる。一方、2012年に新たに見つかったウイルスのうち3分の1がAndroid向けで、寄せられる相談についてもスマートフォン関連のものが着実に増えている。
IPAが把握しているウイルスの届出件数はピークの2005年以降減少が続いている(グラフ参照)。2012年のウイルス検出数は、W32/Mydoomが全体の半数以上を占め、これまでトップだったW32/Netskyを逆転した。いずれも自分の複製をメールの添付ファイルに付けてばらまき感染拡大していく古典的ウイルスだが、これらに感染しているサーバーやパソコンはいまだに多く存在しているようだ。
またW32/DownadやW32/IRCbotといった、Windowsやプログラムの脆弱(ぜいじゃく)性を悪用して感染活動を行い、標的型攻撃の足掛かりとなるウイルスも特定の時期に特定の企業から多く見つかっている。
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