米Apple Computerが米Intelのマイクロプロセサを採用するという発表を受け,米国のメディアや開発者ニュース・サイト,ブログなどが,さまざまな言葉で驚きを表現している。それもそのはず,これは一般のユーザーにとっては少し期待できる話,古くからのMacintoshファンにとっては大変哀しい話,開発者にとっては複雑な話である。そして当のApple社にとっては,もしもの場合に備えてきた作戦Bの遂行を意味する。
54M無線LANの主役は「g」に決まり
年明け早々に開催されたMACWORLD EXPOで,米Apple Computerが新型の「PowerBook」を発表した。同社CEOのSteve Jobs氏が基調講演の中で,「ノート・パソコンでは業界最大のディスプレイ」(同氏)を持つPowerBookと,iBookよりもさらに小さいPowerBookを発表し,皆を驚かせた。ところがこの基調講演の中でJobs氏はもう1つ意外なものを発表している。IEEE802.11g規格を採用した無線LAN製品「AirPort Extreme」(日本での製品名は「AirMac Extreme」)である。
ついにアップルも! 避けられないネット・サービスの有料化
これまで無料で提供してきたネット・サービスを今秋からブランド名を変えて,有料にする――先週ニューヨークで開催された「Macworld New York 2002」で米Apple ComputerのSteve Jobs氏 […]
大いなる賭に出たアップル,新型iMacに託された使命とは?
私はApple Computerを実に不思議なパソコン・メーカーだと思っている。同社パソコンのシェアは世界市場で3%を割ったと言われているが,それに見合わず(?)同社への世間の関心は相変わらず高いのである。米Dell Computerのようにパソコンのシェアがナンバーワンになるわけでなく,米MicrosoftのようにOSで世界を席巻したわけでもない。にもかかわらずApple社は一目置かれる存在なのである。