先ごろ、米Facebookがサンフランシスコで開催した開発者会議「F8」で、メッセージングアプリ「Messenger」を使ってアイテムの購入などを行えるようにする取り組みを発表した。米Wall Street Journalによると、同社は…
「ベスト・ブランド」のソニーが展開する海外戦略
昨年11月,ソニーとドイツのBertelsmannが音楽事業を統合し,新たなレコード会社「Sony BMG」を作ると発表した。この7月20日,欧州委員会はそれを無条件で承認した。米国の連邦取引委員会(FTC)も近日中に承認すると言われており,まもなく世界市場で首位を争う巨大レコード会社が誕生することになる。ソニーはここ最近,世界のトップ企業とこうした事業統合/提携を積極的に進めており,米メディアでもずいぶんと話題になっている。
1年ですっかり様変わりしたデジタル音楽市場,競争はさらに激しく
年明け早々,米国ではCESをはじめとする大きな展示会が相次いで開催され,家電メーカー,IT企業といった業界の垣根を越えた製品や技術,サービスが数多く紹介された。ちょうど1年前の今ごろ,本コラムに「MS vs ソニー,デジタル・メディアを巡り新たな戦い始まる」という記事を掲載した。あれから1年がたった今,デジタル・メディアの市場,とりわけデジタル音楽の市場は当時の予想をはるかに超えて様変わりした。その最大の要因は,Apple社が昨年始めた音楽ダウンロード販売サービスである。
MS vs ソニー,デジタル・メディアを巡り新たな戦い始まる
1月29日,日本で「Microsoft Windows Media 9シリーズ」最終版のリリースが始まった。これは米Microsoftのデジタル・メディア・プラットフォーム「Windows Media Player 9 Series」の日本語版。米国では今年1月7日にリリースされたものだ。Microsoft社はこのWindows Media 9 Seriesで,Windowsを中核としたデジタル・メディアの世界を築こうとしている。1月8日にも,CESの開幕に先立ち,同社会長兼Chief Software ArchitectのBill Gates氏がパソコンを中心に据えたデジタル・エンターテインメントの世界を描いてみせた。ところが今年のCESでは,Gates氏の描く世界に異を唱えた人物がいる。ソニーの社長兼COOである安藤国威氏である。
PtoPが問いかけるデジタル音楽の未来
今月9日に,PtoP型のファイル交換サービス「ファイルローグ」を運営する日本エム・エム・オーに対してサービスを停止する仮処分命令を東京地方裁判所が出した。この仮処分で思い出したのが元祖PtoP型ファイル交換サービス,Napsterである。一時は5000万人のユーザーを抱えていたNapster社は今どうしているのだろう?
Xbox発売!気になる米国での評価
本日(2月22日),日本でもマイクロソフトのゲーム機「Xbox」が販売される。今回は,先に販売が始まった米国市場の状況や各社の発表資料,海外メディア/調査会社のレポートを参考にしてXboxの現状と可能性について考えたいと思う。