ネットブックが引き起こしたパソコン市場の価格下落も影響し,米HP(Hewlett-Packard)や米Dellなどパソコン大手の業績は不振だった。各社は低迷するパソコン分野の収益悪化を補うべくモバイル分野への進出を図っ […]
Microsoftはどこへ行く?
Microsoftが過去最悪の決算を報告,GoogleがChrome OSを発表し,MicrosoftとYahoo!はついに提携。トッププレーヤ各社の動きは絡み合い,業界に構造変化が起こる。09年7月に何があったのか――。
2008年のJobs氏の提案,スタイリッシュな「MacBook Air」は買い?
今年も恒例のApple製品関連イベント「Macworld San Francisco」が開催された。同社CEOのSteve Jobs氏が今年の基調講演で発表した目玉製品は,新型ノートパソコンの「MacBook Air」。スタイリッシュなMacBook Airとはどんなパソコンなのだろうか。
Intelに乗り換えるApple,「開発者の不安」と「Jobs氏の自信」
米Apple Computerが米Intelのマイクロプロセサを採用するという発表を受け,米国のメディアや開発者ニュース・サイト,ブログなどが,さまざまな言葉で驚きを表現している。それもそのはず,これは一般のユーザーにとっては少し期待できる話,古くからのMacintoshファンにとっては大変哀しい話,開発者にとっては複雑な話である。そして当のApple社にとっては,もしもの場合に備えてきた作戦Bの遂行を意味する。
一人勝ちの米Dell,その強さの秘密は?
5月15日,米Dell Computerが好調な2003年2~4月期決算を発表した。売上高は前年同期比18%増,最終利益は31%増という勢いである。Dell社のこうした好調ぶりはパソコン市場全体を反映したものではない。Dell社だけが,なかなか回復の糸口が見いだせない市場で,一人勝ち続けているのだ。今回は,米メディアの各種情報を拾いながら,こうしたDell社の強さ,これに対抗する大手ハードウエア・メーカーの動きなどについて見てみたい。
出そろったIT企業各社のQ1決算,景気回復はいつ?
米国で先週から今週にかけて大手企業の業績報告が相次いだ。米Microsoft,米IBM,米Intel,米AMD,米Apple Computer,米Sun Microsystemsなどが2003年1~3月期の決算を発表したが,これらの業績報告を1つ1つ見てみると各社の状況は一様でない。Microsoft社やIBM社のように増収増益の企業もあるが,米Intelのように横ばい,AMD社のように売上高が大きく落ち込んだ企業もある。昨年の初め,「世界のIT業界は1年かけて緩やかに回復する」と言われていたが,それは実現しなかったことになる。
マイクロソフトがサーバーとOfficeで打ってきた新手の意味
ここのところ米Microsoftのビジョン(新製品計画・新構想計画)の発表が相次いでいる。業務プロセスの統合を目指す新計画「Jupiter(ジュピター)」,Microsoft Office XPの次期版「Office […]
この不景気に何をする? 大手コンピュータ6社経営トップの施策とは
早いもので2002年ももう1カ月が過ぎた。欧米IT企業各社の昨年10~12月期決算もこの1カ月のあいだに一通り発表され,各社の昨年の業績結果が出そろったところである。このなかには,増益となった企業もあれば大幅な減益となった企業もある。米Microsoftは過去最高の売上を記録し,一人気を吐いている。
大いなる賭に出たアップル,新型iMacに託された使命とは?
私はApple Computerを実に不思議なパソコン・メーカーだと思っている。同社パソコンのシェアは世界市場で3%を割ったと言われているが,それに見合わず(?)同社への世間の関心は相変わらず高いのである。米Dell Computerのようにパソコンのシェアがナンバーワンになるわけでなく,米MicrosoftのようにOSで世界を席巻したわけでもない。にもかかわらずApple社は一目置かれる存在なのである。