米Googleの書籍全文検索サービス「Google Book Search」をめぐる集団訴訟の和解案が最終局面で頓挫した。ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所は2009年9月24日,予定されていた公聴会の延期を決定した。この和解案はGoogleと,原告側である米国の作家団体Authors Guildおよび米国出版者協会(AAP:Association of American Publishers)が2008年10月に合意していたもの。連邦民事訴訟規則によって集団訴訟の和解は当事者同士だけでは行えず,裁判所の承認が必要となる。そのための公聴会が2009年10月7日に予定されていたが,ここに来てさまざまな反論が世界中から巻き起こった。
米Amazonの全文検索は“デジタル万引き”と同じ? 賛否両論が渦巻く
みなさんはもう米Amazon.comの書籍全文検索サービス「Search Inside the Book」を利用されただろうか? 同社がオンライン販売する書籍のうち,12万冊以上,総ページ数3300万ページを対象とした […]