ルクセンブルクSkype Technologiesの躍進が続いている。この8月末に2周年を迎え,ソフトウエア「Skype」のダウンロード件数は1億5000万を突破した。9月1日にはドイツ第3位の携帯電話事業者E-Plu […]
無線LANでノートPC市場の拡大狙う米Intelの「Centrino」
米Intelが先ごろ市場投入した「Centrino」は本国の米国でも大きく報じられているが,その論調にはあまりポジティブなものがない。例えば,「Intel,無線LAN市場に本格参入も前途は多難」「当面はライバル各社の方が有利」といった具合。ところが当のIntel社はというと,これまでになかった複合的なブランド戦略を展開し,そのマーケティングには巨額を投じている。Intel社の資料に目を通してみると,同社がCentrinoで描く構想は,米メディアが多く報じているような,単なる無線LANのコンポーネント市場への参入だけに留まらないことがことが分かる。
54M無線LANの主役は「g」に決まり
年明け早々に開催されたMACWORLD EXPOで,米Apple Computerが新型の「PowerBook」を発表した。同社CEOのSteve Jobs氏が基調講演の中で,「ノート・パソコンでは業界最大のディスプレイ」(同氏)を持つPowerBookと,iBookよりもさらに小さいPowerBookを発表し,皆を驚かせた。ところがこの基調講演の中でJobs氏はもう1つ意外なものを発表している。IEEE802.11g規格を採用した無線LAN製品「AirPort Extreme」(日本での製品名は「AirMac Extreme」)である。
注目集める無線LANのセキュリティ,問題解決への取り組みを見る
手軽に高速ネット接続できる無線LANは,今や多くの人にとって欠かせないものになっている。しかし,そのセキュリティについては,相変わらず問題視されているのが現状だ。米国のメディア報道や企業のプレス・リリースでも,この話題には事欠かない。そこで今回はこれまでの経緯をたどりながら,「無線LANは何が問題なのか」,「問題に対してどのような取り組みがあるのか」――を整理する。
広がりをみせる無線LANの世界。PCから家電,テレマティックスの分野へも
私ごとで恐縮だが,年明け早々にオークション・サイトで無線LANのアクセス・ポイントを購入した。製品は今週にも到着する予定である。私の事務所では1年前から無線LANを導入しており,私のノート・パソコンにも無線LANカードが装着してある。今度はこれを使って自宅でも「どこでもインターネット」の恩恵にあずかりたいと考えている。今回はこの無線LANの米国におけるこれまでの発達と,パソコン以外への拡大,IEEE802.11aや11gといった新技術の立ち上がりをUSニュースから見てみよう。
2002年のIT市場は緩やかに回復へ,中国のWTO加盟やセキュリティ製品/サービスがけん引
筆者は米国のニュースを毎朝ウォッチして,US NEWS FLASHを執筆している。その中で一つのニュースを見ているだけでは意味が分からないこともある。過去のニュースも含めて,複数のニュースを結びつけることによって,はじめて浮かび上がってくることがあるのだ。この新コーナー「US NEWSの裏を読む」では,複数の米国発ニュースから見えてくる事柄を毎週,記していく。第1回はまず2001年を振り返りつつ,2002年を展望してみよう。