いつの間にかハード・ディスクの中に入り込み,ユーザーのキーボード動作や,閲覧したWebページの履歴を記録するなどし,それを外部に送信する。そんなソフトウエアが今,米国で物議を醸している。これらは「スパイウエア」または「 […]
Microsoftによる買収説が流れたAOLの台所事情
3月24日,欧州連合(EU)の独占禁止法に違反したとして,約6億300万ドルの制裁金支払いを命じられてしまった米Microsoftだが,その前週,米国で同社にまつわる奇妙なニュースが流れた。同社が米America Online(AOL)を買収することで,米Time Warnerと協議中というニュースである。報じたのは米大衆紙のNew York Post。同紙が独自に入手した情報によると,Time Warner社とMicrosoft社の幹部は,ここ数カ月,この件に関して幾度か話し合いを持ったという。
米国で本格的に始まるスパム対策,しかし大手3社の足並みそろわず
米国でようやく,その実効性が期待されるスパム・メール対策が始まる。米Microsoftが2月24日に発表した「Caller ID for E-Mail」がその1つだ。Caller IDサービスとは電話の発信者番号通知サービスのこと。電子メールでもこれと似た仕組みを作って,スプーフィングと呼ばれる“なりすまし”メールを減らそうという狙いである。
米Yahoo!の米Overture買収で得するのは米Google?
米国時間の7月14日,米Yahoo!による米Overture Servicesの買収が決まった。しかし,この買収,単にYahoo!社とOverture社が1つになってGoogle社に挑むというだけには留まらない話でもある。ここには,インターネット検索の技術/サービス/広告分野で圧倒的なシェアを持つGoogle社,それに対抗できうる力をつけはじめたYahoo!社,そうした2強体制を放置しておくはずがないMicrosoft社という構図が見える。
イタチごっこ続く米国のスパム対策
筆者のところには毎日30通ほどのスパム・メールが来る。内容は,「大儲けできる」「借金を減らせる」といったうたい文句の金融商品,就職/転職に関するものや,性や肥満の悩みを解決する薬・・・など。しかし,1日30通程度だし,個人のアドレスにしか来ないので,仕事に支障を来すということはない。ところが,今,米国では結構大変なことになっているようだ。
完全有料化でAOLに正面勝負を挑むMSN
先週から今週にかけて連日,米メディアを賑わしている話題がある。米Microsoftが新たに立ち上げたインターネット・サービス「MSN 8」だ。同社は24日にニューヨークのセントラル・パークで大規模なカウントダウン・イベントを開催した。ここに米Walt Disney会長兼CEOであるMichael Eisner氏を招き,両社が共同開発した会員向け新サービスも発表したのだ。
誰のための標準化? 本当に「ユーザーのため」なのか
「米AOLがIMソフトの簡易版『ICQ Lite』をリリースした」「米Microsoftは『MSN Messenger』の一部機能を有料会員だけに提供する予定」「『Yahoo! Messenger』では最大20フレーム […]
ポップアップ広告は生き残りを許されるか
「我が社のユーザーをポップアップ広告の呪縛から解き放つ」――先週はじめ,こんな触れ込みで大手ISPの米Eearthlinkが大規模なキャンペーンを始めた。ポップアップ広告を遮断するソフトを無料で提供し,自社のユーザーに […]
企業の広告戦略は検索サイトで? 気になる“検索エンジン・マーケティング”
検索サイトで,例えば「ニュース翻訳」と入力しても筆者の会社のサイトはなかなか出てこない。ところが,ある処理を施すと検索結果ページの1ページ目に出てくる!)!)そんな技術を米国では「Search Engine Optimization」,略して「SEO」と呼んでいる。日本語に直訳すると「検索エンジン最適化」あるいは「サーチ・エンジン最適化」になる。
米国のインターネット・ラジオ危うし,5月21日を境に99%が廃業か?
筆者は北米に数年間住んでいたことがある。そのとき現地のFMラジオが大変充実していることに驚かされた。まず驚いたのはラジオ局の多さ。さらに特定ジャンル専用のラジオ局の存在である。しかもそのほとんどが,コマーシャル以外はトークなし。つまり音楽かけっぱなしという状態。筆者の好きなクラシック・ロックやジャズを本場の放送で思う存分楽しめる,と興奮したものである。