昨年の8月,本コラムでは「検索エンジンを使った広告手法」についてレポートした。その概要は,「検索エンジンがデータ収集する“クセ”を研究し,それによって得た知識やテクニックを使って,企業などが自社サイトを検索結果画面の上位に表示させるべくWebページを作成している」というものだった。こうした“自社サイトの上位表示”をテクニックを駆使して行うのではなく,お金で買ってしまうという方法もある。
2002年米IT業界で笑った人,泣いた人
2002年も早いものですでに12月。その12月ももう後半である。この「US NEWSの裏を読む」は今年の1月に始まったので,まもなく,まる1年をむかえる。今週は「人物」にフォーカスをあてて,2002年を振り返る。スポットライトを当てるのは,し烈な多数派工作を繰り広げたHP-Compaqの買収劇,そして,史上最大の倒産劇となった米WorldComである。
景気は回復に向かっているのか?—欧米IT企業のQ1決算を検証
この数週間にかけて欧米IT企業各社の今年最初の四半期決算が一斉に発表された。昨年は景気低迷による需要減速に泣き,そこから脱すべく,今年後半の景気回復に向けた目標を設定してきたIT企業だが,各社がこの3カ月間行ってきた施 […]
【HP-Compaq合併問題で株主投票】両社経営陣は“勝利宣言”,しかし賛否拮抗で行方は見えず
米Hewlett-Packard(HP)の臨時株主総会が米国時間3月19日に開かれた。この株主総会の議題は,すでに報道されているように米Compaq Computerとの合併の是非である。Compaq社も翌日の20日に臨時株主総会を開き同様の株主投票を行ったが,とりわけ,賛否をめぐって激しい戦いがあったHP社の投票結果が注目を集めている。
急減速のPDA市場,“無線での常時接続”に復活賭ける
PDA市場は昨年1年間で急減速したと言わざるを得ない。ただしこの1年以内に業界に大きな進展があり,近い将来,再び勢いを取り戻す兆しがあることも事実である。US NEWS FLASHではこれまで多くのPDA関連ニュースを取りあげてきたのだが,今回はこうした一連のニュースをつなげて考えてみよう。業界のこれまでの動きを確認し,この先進もうとしている方向を探る。
この不景気に何をする? 大手コンピュータ6社経営トップの施策とは
早いもので2002年ももう1カ月が過ぎた。欧米IT企業各社の昨年10~12月期決算もこの1カ月のあいだに一通り発表され,各社の昨年の業績結果が出そろったところである。このなかには,増益となった企業もあれば大幅な減益となった企業もある。米Microsoftは過去最高の売上を記録し,一人気を吐いている。