2010年の12月ごろから海外のメディアなどでも大きく取り上げられるようになったハッカー集団「Anonymous」——。米Amazon.com傘下のサーバーホスティングサービスや、ドメイン管理サービスの米EveryDNS.net、オンライ…
「米人気サイトでアクセス障害」,その真相は?
米国時間6月15日,Google.com,Yahoo.com,Microsoft.comといった米国の人気サイトがアクセス不能になったと報じられた。原因は,米Akamai TechnologiesのDNSサーバー。当初Akamai社は同社の顧客サイトにサービス拒否(DoS)攻撃があって,その結果,DNSサーバーに障害が起きたと説明していた。ところが翌日になって正式声明を出し,攻撃は同社に向けられたものだと発表した。しかしこの説明を懐疑的に見る業界関係者は多い。今回は各種報道や企業の発表資料を基に,この事件について検証してみる。
サイバー・テロのウソとホントを見極めろ!
米国同時多発テロの発生から1年が経つ。この間,新たなテロに関するさまざまな憶測が流れ,人々はそのつど恐怖に襲われてきた。米国では,事件後直ちに通信傍受権などを盛り込んだ対テロ法案が成立し,その後のブッシュ大統領の対テロ政策もますます強化されているが,テロに対する不安はそう簡単にはぬぐいきれるものではない。とりわけ,「サイバー・テロ」はその実体がつかみにくく,人々にとって大きな脅威となっている。