今年の「US NEWSの裏を読む」はこれで最後の回となる。読者の皆様には1年間本コラムにお付き合いいただき,感謝の気持ちでいっぱいである。前回はそうした意味を込めて,人物に焦点を当てながら2002年のIT業界を振り返ってみた(「2002年米IT業界で笑った人,泣いた人」)。今回はその第2弾として,企業に目を向けてみる。今年1年間の,「US NEWS FLASH」や本コラムで取り上げた出来事,そして米メディアの報道などを拾って,2002年のIT業界を振り返ってみたい。
景気は回復に向かっているのか?—欧米IT企業のQ1決算を検証
この数週間にかけて欧米IT企業各社の今年最初の四半期決算が一斉に発表された。昨年は景気低迷による需要減速に泣き,そこから脱すべく,今年後半の景気回復に向けた目標を設定してきたIT企業だが,各社がこの3カ月間行ってきた施 […]
銀盤上のドラマを裏で支えるソルトレーク冬季五輪のIT企業
ソルトレークシティー冬季五輪が始まり,連日選手の活躍ぶりをみるのが楽しみだ。ところが日本とソルトレークシティーとの時差は16時間。リアルタイムでテレビ観戦というわけにはなかなかいかない。例えば男子スケート500メートル […]
この不景気に何をする? 大手コンピュータ6社経営トップの施策とは
早いもので2002年ももう1カ月が過ぎた。欧米IT企業各社の昨年10~12月期決算もこの1カ月のあいだに一通り発表され,各社の昨年の業績結果が出そろったところである。このなかには,増益となった企業もあれば大幅な減益となった企業もある。米Microsoftは過去最高の売上を記録し,一人気を吐いている。