Tim O’Reilly氏が論文「What Is Web 2.0」を発表したのは昨年の9月。あれからわずか3カ月だが,Web 2.0という言葉はすっかり定着した感がある。しかし一方でその実体がまだよく掴みづらい,というのが現状だ。そこで今回は少し具体例に目を向けながら考えてみたい。
米国のニュース収集サイトを活用する
今からちょうど1カ月前のことになるが,米MSNBC.comがニュース収集サービス「MSNBC Newsbot」(ベータ版)のリニューアルを発表した。MSNBC.comは米NBC Newsと米Microsoftの合弁企業。「4800以上のニュース・ソースから,パーソナル化したニュースを提供する」(Microsoft社)というだけあって,使い込んでいくとなかなか便利なツールになりそうだ。しかし実はこれ,米Googleが先に始めていた「Google News」とよく似ている。