毎年1月初旬に開催される家電の国際見本市「CES(Consumer Electronics Show)」。今年は7~10日に開催され、盛況に終わったようだ。例年このタイミングに合わせて各社が新製品のプロトタイプなどを一斉に披露するが、今年は米Googleが米国時間1月5日に米国で販売を開始したスマートフォン「Nexus One」の話題で持ちきりだった。
米で本格回復か!Amazon株空前の急騰,MSは「7」好調で年末商戦に期待
10月の中旬から下旬にかけて主要企業の業績報告が相次いだ。米Microsoft,米Intel,米Googleといった大手の2009年7~9月期決算が出そろった。なかでも驚きの好業績を報告したのは米Amazon.com。同社の売上高は前年同期比28%増の54億5000万ドルとアナリスト予想を約4億ドル上回った。最終利益は同68%増の1億9900万ドル。世界100カ国以上に向けて販売開始した電子書籍リーダー「Kindle」が好調で,今やAmazon.comの取扱商品の全カテゴリーで最も売れる商品になっている。
Googleの書籍デジタル化和解案が頓挫,合意内容見直しで新たな局面へ
米Googleの書籍全文検索サービス「Google Book Search」をめぐる集団訴訟の和解案が最終局面で頓挫した。ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所は2009年9月24日,予定されていた公聴会の延期を決定した。この和解案はGoogleと,原告側である米国の作家団体Authors Guildおよび米国出版者協会(AAP:Association of American Publishers)が2008年10月に合意していたもの。連邦民事訴訟規則によって集団訴訟の和解は当事者同士だけでは行えず,裁判所の承認が必要となる。そのための公聴会が2009年10月7日に予定されていたが,ここに来てさまざまな反論が世界中から巻き起こった。
Microsoftはどこへ行く?
Microsoftが過去最悪の決算を報告,GoogleがChrome OSを発表し,MicrosoftとYahoo!はついに提携。トッププレーヤ各社の動きは絡み合い,業界に構造変化が起こる。09年7月に何があったのか――。
データセンターは世界のはるか彼方へ,ネット企業の壮大なクラウド計画
データやアプリケーションは個々の端末のディスク内ではなく,遠く向こうの雲の上から降りてくる――。そんなコンピューティング環境の世界を表した言葉が,“クラウド・コンピューティング”。Googleをはじめ, Yahoo!, […]
好業績を示したGoogle,MS,Appleも,投資家の不安は払しょくできず
米Google,米Microsoft,米Apple,米eBayなど,大手各社の4~6月期決算が出そろった。各社とも大幅な増収増益の好業績。しかし投資家の見方は一様に厳しく,いずれも期待外れという評価が下された。好業績にもかかわらず,各社の株価は値を下げたのだ。
Googleのサービス統合がMSのビジネスモデルを脅かす?!
少し大胆な仮説を立ててみたい。「スパムメールがまん延すると,Microsoftのビジネスモデルが崩れていく」―。筆者の会社のある人物が言い出したことなのだが,あながち否定できない本質を見抜いているのではと考え,本コラムで取り上げることにした。
それぞれの道を選んだかに見えたYahoo!とMS,買収劇に新章の予感
米国時間2008年5月3日,米Microsoftによる米Yahoo!の買収劇は,一応の決着を見た。今回の買収劇に関する海外メディアの記事の量は膨大だった。それら記事の中からいくつか興味深いものを取り上げながら今回の買収劇と今後の行方について考えてみたい。
米国発リッチメディアの潮流,キーワードは「デベロッパー」と「ケータイ」
RIA(Rich Internet/Interactive Application)と呼ばれる,高度な表現力と操作性を持つWebアプリケーションが注目されている。中でも米Microsoftの「Silverlight」,米Appleの「iPhone」,米Google傘下の「YouTube」に見られるここ最近の動きは見逃せない。
Yahoo!は買収されてしまうのか? Microsoftと株主の圧力に苦悩するYang氏
米Microsoftからの突然の買収提案から1週間超を費やし,米Yahoo!がようやく出した結論は“別の道”を探るというものだった。そんな中でも海外メディアはしきりにニュースを伝えている。そこからは,今後考えられる興味深いシナリオがいくつか見えてくる。今回は現時点で注目されている3つのシナリオについて考えてみる。