前回の本コラムで,米Googleのオープンな携帯電話プラットフォーム「Android」についてレポートしたのだが,その後,米国のモバイル市場の展開がおもしろくなってきた。今回は一連の動向を整理しながら考えてみたい。今,米国の通信業界で何が起こっているのか?
MSが150億ドルと値踏みした新興SNS「Facebook」の魅力
「Facebook」が脚光を浴びている。海外のメディアで連日のように報じられている今話題のソーシャルネットワーキング・サービス(SNS)である(写真1)。Facebookはハーバード大学の学生だったMark Zucke […]
Google以来の大型IPO,今,仮想化のVMwareが熱い
この8月14日,かねてから話題になっていた米VMwareのIPO(新規株式公開)が実施された(関連記事)。初日の終値は51ドル。前日に発表された公開価格29ドルを大きく上回り,ハイテク関連企業としては2004年のGoo […]
なぜ,AppleはWindows版Safariを開発したのか?
米国時間6月11日に開幕した米Appleの開発者向け会議「WWDC(Worldwide Developer Conference)」。今年も同社CEO Steve Jobs氏の基調講演で始まった。「One more thing …」は,同氏が基調講演の終盤に言う,サプライズ発表前の決め台詞。昨年の講演ではこれがなく,期待はずれのWWDCと言われた。しかし今年はそれが復活した。
Vistaが目指す方向とは—,Microsoftは何を展望しているのか?
5年ぶりのリリースとなったWindowsの新版「Vista」。Microsoftは今後どのような方向に進んで行くのだろうか。Windowsの今後の位置付けとは—。今回は,Vistaの発売に関連してさまざまに報じた海外メディアの記事などを見ながらレポートしてみる。
「Apple,Web 2.0,YouTube,Vista,M&A……」,IT業界の2006年を振り返る
2006年はIT業界にとって,とても一言では言い表せない年だったように思える。本コラムの今年最後の記事となる本稿では,2006年のIT業界の動きをまとめた米メディアの記事などを読み解きながら,この1年を振り返ってみたい。
長年の争いに終止符?MicrosoftとNovellの提携で揺れるLinux業界
Linuxを巡って,今,大きな議論が巻き起こっている。発端は,MicrosoftとNovellの提携である。この提携にはライセンスや特許訴訟にからむ重大な問題が潜んでいるとの懸念が多く聞かれる。今回は両社が結んだ契約の内容をみながら,指摘されている問題点について考えてみたい。
「IE 7」と「Firefox 2」が活性化させるブラウザ市場
この10月はWebブラウザの話題で持ちきりだった。まず,米Microsoftが10月初旬,「Internet Explorer 7.0(IE 7)」の最終版(正式版)を10月中にリリースすることを表明。そして10月18 […]
Microsoftが進める「Live戦略」,狙いはWindowsやOfficeとネットの融合か
今,米Microsoftが「Live」と名の付くサービスの拡充を急ピッチで進めている。矢継ぎ早にリリースされる新サービスのすべてが「Live」の名を冠していることもあり,筆者は少々混乱している。今回は,Microsoftが進める「Live戦略」について整理してみたい。
「iPodキラーになれるのか?」,ベールを脱ぎ始めた「Zune」に沸くメディア
7月第4週の金曜日,かねてから噂されていたMicrosoftのiPod対抗戦略を同社が初めて認めたことに加え,「Zune」という開発コード名や,いくつかの搭載技術が明かされた。これを受けて,メディアにはさまざまな議論が飛び交っている。今回はこれらの議論や報道から,Microsoftの新戦略Zuneをみていこう。