米国ではここのところ音楽業界に関する話題が多い。例えば米国時間9月8日には,米レコード協会がネットで音楽ファイルの無料交換を行っていたとする261人の個人ユーザーを提訴した。その前週には,米Universal Musicが音楽CDの出荷価格を値下げすると発表したばかり。ところが,意外にも米国からはあまり聞こえてこない話がある。日本や欧州で今,急速に導入されている「コピー・コントロールCD」(CCCD)である。
ネットの私的利用でクビが飛ぶ!)!)ルールを定め監視強める欧米企業
欧米のオフィスの環境と言えばまっ先に,1人分のスペースで仕切られたちょっとした小部屋(“キュービクル”と呼ぶ)を思い浮かべる。「欧米では個人主義,成果主義が当たり前。社員はこの中で集中して仕事に取り組み,個々に成果を出す。効率よく仕事した分,時間が来ればパッと切り上げ帰宅。あとは家族との時間を楽しむ」!)!)。そんなイメージがある。
米国のインターネット・ラジオ危うし,5月21日を境に99%が廃業か?
筆者は北米に数年間住んでいたことがある。そのとき現地のFMラジオが大変充実していることに驚かされた。まず驚いたのはラジオ局の多さ。さらに特定ジャンル専用のラジオ局の存在である。しかもそのほとんどが,コマーシャル以外はトークなし。つまり音楽かけっぱなしという状態。筆者の好きなクラシック・ロックやジャズを本場の放送で思う存分楽しめる,と興奮したものである。