米eBayは10月1日,同社傘下のSkype事業の資産評価額を引き下げ,約14億3000万ドルの費用を計上すると発表した。Skypeの企業価値は,当初見込み額の約半分になってしまった。その背景には一体何があったのだろうか—。今回は各種のメディア記事を見ながらその要因について考えてみる。
Skypeがにらむ次なる展開は「マッシュアップ」「基本料金」「携帯電話」
米eBay傘下となったSkypeは今も目覚ましく成長を続けている。Skypeの好業績を支えているのは,相次ぐ有料サービスの投入や,通信キャリア/通信機器メーカーとの連携と考えられる。本稿では同社の施策をレポートしながらSkypeが目指す方向性などについて考えてみる。
今年の大ブレイクか? Skype設立者の次なる野望,PtoPの映像配信
Skype共同設立者のNiklas Zennstrom氏とJanus Friis氏による新プロジェクトの詳細が明らかになってきた。それは,映像コンテンツのネット配信サービスで,この1月16日に正式名を「Joost」と発表し,これまでの経緯などを明らかにした。今回は同社サイトに掲載された新情報や,海外メディアのインタビュー記事などを拾いながらこのJoostについてレポートする。