米Amazon.com(アマゾン・ドット・コム)は14%増収、純利益38倍、米Google(グーグル)の持ち株会社である米Alphabet(アルファベット)は13%増収、52%増益、米Meta(メタ)は25%増収、純利益3倍、米Microsoft(マイクロソフト)は18%増収、33%増益、米Apple(アップル)は2%増収、13%増益――。
これは米テクノロジー大手5社が2024年2月1日までに発表した23年10〜12月期の業績結果だ。各社とも増収増益を達成し、アップルを除けばいずれも2桁の増収だった。そのアップルも前四半期に続き2桁増益を達成した。1年前は新型コロナウイルス特需の反動減で、減収や増収率の低下、減益に悩んでいた各社だが、コスト削減などの施策で好業績につなげた。23年に大規模なレイオフ(一時解雇)を1年にわたり続けたことも奏功したようだ。
AmazonやGoogle、2桁増収・大幅増益
アマゾンの売上高は、前年同期比14%増の1699億6100万ドル(約25兆3700億円)だった。3四半期連続の2桁増収で、増収率は2022年7〜9月期以来、5四半期ぶりの高水準だった。同社の純利益は106億2400万ドル(約1兆5900億円)で、前年同期の38倍だった。
ただし、同社は前年同期に米新興電気自動車リヴィアン・オートモーティブの評価損を計上した影響で純利益が大幅に減少しており、当期純利益の大幅増はその反動によるものだ。それでも本業のもうけを示す営業利益は4.8倍の132億900万ドル(約1兆9700億円)となり、4四半期連続で営業増益を達成した。
アルファベットは、売上高が前年同期比13%増の863億1000万ドル(約12兆8800億円)、純利益が52%増の206億8700万ドル(約3兆900億円)で、いずれも四半期として過去最高を更新した。主力のインターネット広告事業の売上高は約11%増加し、3四半期連続の増収を達成した。検索連動広告と、動画共有サービス「YouTube(ユーチューブ)」が共に好調だった。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「AmazonやGoogleなど米テック大手5社、増収増益でもAI投資にらみ人員削減」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。