Tim O’Reilly氏が論文「What Is Web 2.0」を発表したのは昨年の9月。本コラムでも「『Web 2.0』を知っていますか?」というタイトルでこの論文についてレポートした(記事)。あれからわずか3カ月だが,Web 2.0という言葉はすっかり定着した感がある。米Microsoftがライブ・ソフトウエア戦略を発表するなど,Web 2.0を大きく意識した展開を示したことも手伝ったのかも知れない。今やWeb 2.0は人々のあいだで意識化され,また注目されるようにもなった。しかし一方でその実体がまだよく掴みづらい,というのが現状だ。そこで今回は少し具体例に目を向けながら考えてみたい。
広がるWeb 2.0の世界
Web 2.0という言葉がブームになっていることは,Google News米国版などを見てもよく分かる。ここに登場する記事には,技術ジャーナリストやハイテク分野の経営者が書いたコラムが多い。個々の技術についてはあまり詳しく述べられていないものの,その分全体を俯瞰視したような見解が多く,概要を理解するのに役立つと思う。
またそうした記事にあるリンクを辿っていくとWeb 2.0の実例を紹介しているサイトが見つかる。その中に「The Best Web 2.0 Software of 2005」がある。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「広がるWeb 2.0の世界,使えるサービスはこんなにもある」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。