米国時間6月15日,Google.com,Yahoo.com,Microsoft.comといった米国の人気サイトがアクセス不能になったと報じられた。時間は東部標準時の朝8時30分から2時間ほど。原因は,米Akamai TechnologiesのDNSサーバー(米InfoWorldの記事)。当初Akamai社は同社の顧客サイトにサービス拒否(DoS)攻撃があって,その結果,DNSサーバーに障害が起きたと説明していた(米CNET News.comの記事)。ところが翌日になって正式声明を出し,攻撃は同社のDNSサーバーに向けられたものだと発表した(関連記事)。しかしこの説明を懐疑的に見る業界関係者は多い。同社のDNSサーバーの運用手法などに問題があるのではという指摘もある。今回は各種報道や企業の発表資料を基に,この事件について検証してみる。
■「ほとんどのユーザーがアクセスできていた」
今回のAkamai社の説明を詳しくみると,「攻撃により,DNSの名前解決に遅延が生じ、一部でDNSリクエストのタイム・アウトが発生した。しかしこうした影響が出たサイトは顧客の4%,著しく影響があったのは2%」とある。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「「米人気サイトでアクセス障害」,その真相は?」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。