3月24日,欧州連合(EU)の独占禁止法に違反したとして,約6億300万ドルの制裁金支払いを命じられてしまった米Microsoftだが,その前週,米国で同社にまつわる奇妙なニュースが流れた。同社が米America Online(AOL)を買収することで,米Time Warnerと協議中というニュースである(関連記事)。
報じたのは米大衆紙のNew York Post。同紙が独自に入手した情報によると,Time Warner社とMicrosoft社の幹部は,ここ数カ月,この件に関して幾度か話し合いを持ったという。同紙はその2日前にも,Time Warner社がAOLの売却先あるいはスピンオフを検討中であると報じていた(New York Post紙の掲載記事)。
もし,Microsoft社がAOLを買収したら,それこそ独禁法に大きく抵触する可能性がある。Time Warner社も「そんな事実はない」ときっぱりと否定している(米Infoworldの掲載記事)。しかしこうしたAOLの売却話については,かねてからウワサが流れていたのも事実。そして,その最大の要因はAOLの業績不振にある。とりわけ業績を支える会員数の減少が今,深刻化しているのだ。今回はAOLが直面している問題についてレポートする。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「Microsoftによる買収説が流れたAOLの台所事情」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。