2003年も残すところ数日となった。思えば今年の初め,IT業界について大きな懸念があった。イラク戦争やSARSの影響から,業界の景気回復などは当分見込めないと言われていたからだ。しかし,イラク戦争はまもなくしてブッシュ大統領が戦闘終結を宣言,年末にはフセイン元大統領の拘束という局面に至った。SARSも一時のパニック状態から脱し,当初懸念されていたような大打撃はなかった。
そればかりか,最近の記事では,IT業界の本格的な回復を予見させるものが増えてきた。半導体市場の盛り返し(関連記事),パソコン出荷台数の上方修正(関連記事),ハイテク株の上昇(掲載記事)などである。
感謝祭からクリスマスにかけてのホリデー・シーズンの消費動向が,今年の景気回復を見極める最終的な判断材料と言われ注目されていたが,これについてもまずまずの好結果が報告されている(関連記事)。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「米国IT業界は回復すれども,職は海外へ流出」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。