10月7日,マクロメディアから一風変わったメールが送られてきた。表題に「【重要】」と付いたメールで,内容は「将来のInternet Explorer(IE)の仕様変更がMacromedia FlashおよびShockwaveを使用したサイトに与える影響と対策について」というものだ。このメールを受け取った読者も少なからずいるだろう。
実はこれ,同社のメール配信サービスに登録しているユーザーに向けて送られたもの。日本時間の同日に米MicrosoftがIEの仕様変更に関する発表を行い(関連記事),それとほぼ同時に配信された。
この仕様変更は,米Eolas TechnologiesがMicrosoft社を訴えていた裁判の結果によるものだ。陪審員が「Microsoft社はEolas社のWebブラウザ関連特許を侵害している」と評決,これを受け,Microsoft社は特許技術を回避する策としてIEの仕様を一部変更しようとしている。しかしこれにより,Macromedia社のプラグイン技術を利用している多くのWebサイトでタグの書き換えが必要となってくる。そこでMacromedia社は緊急に対策を立て,急きょユーザーに告知したというわけだ。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「巨人MSを揺るがす特許侵害訴訟—全世界のネット利用者を巻き添えに」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。