ERP関連企業の買収について大きく報じられた先週だったが,筆者としてはその前の週の5月29日に報じられた米AOL Time Warnerと米Microsoft訴訟の電撃和解の方が大いに気になっている。
この和解契約によりMicrosoft社は,7億5000万ドルの和解金を支払うほか,Webブラウザ「Netscape」を抱えるAOL Time Warner社に対し,自社のWebブラウザ「Internet Explorer(IE)」を無料でライセンス供与する。衝撃的な内容で,実にふに落ちない話でもある。世界中をあれほどまでに騒がせたブラウザ訴訟がこんな展開であっさりと終わってしまうからだ。
米Netscape Communications買収には100億ドルが投じられたと言われるが,AOL Time Warner社は今回,7億5000万ドルをMicrosoft社から受け取るだけでIEに鞍替えする。いったい何があったのだろうか? まずは両社のブラウザ訴訟を振り返ってみよう。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「長いものに巻かれた?!)!)米Microsoftと電撃和解した米AOL Time Warnerの真意」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。