先週から今週にかけて連日,米メディアを賑わしている話題がある。米Microsoftが新たに立ち上げたインターネット・サービス「MSN 8」だ。同社は24日にニューヨークのセントラル・パークで大規模なカウントダウン・イベントを開催した。ここに米Walt Disney会長兼CEOであるMichael Eisner氏を招き,両社が共同開発した会員向け新サービスも発表したのだ(関連記事)。
かつて打倒米AOL(America Online)を目指していたMSNだが,なかなか思うようにいかず,同社は幾度となく挫折を経験してきた。これまで「広くあまねく」を掲げて展開してきたMSNサービスだが,ここにきて打ち出した策は「有料化」「会員限定」である。今度はAOL社と同じビジネス・モデルを採り,真っ向からAOLに挑もうというわけだ。今回はこうしたMSNの最新戦略についてレポートする。
まず始めに,このMSNサービスの概要について簡単に説明する必要があると思う。日本では同様のサービスが提供されておらず,いま一つピンと来ないからだ。また,同社は同名のポータル・サイト(MSN.com)も運営しており,こちらとの関係も分かりづらい。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「完全有料化でAOLに正面勝負を挑むMSN」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。