「グラウンド・ゼロに“新・世界貿易センタービル”を建設すべく,今,デザイナ達はさまざまな構想を提案している。その一方でエンジニア達もマンハッタンの通信網を再構築すべく,それぞれのプロジェクトに取り組んでいる」――
最近,こんなニュースが米メディアから伝えられた。老朽化した地中のパイプ,その中で無秩序に束ねられるワイヤー。それがマンハッタンの中心地からあらゆる方向に数マイル先まで,迷路のように張り巡らされている。1年前の同時多発テロではこうした超過密/一極集中の通信網の一部が破壊され,多くの企業が通信を絶たれた。電話しかり,コンピュータ・ネットワークしかりである。無線通信事業者の主要基地局が世界貿易センタービル(WTC)に集中して設置されていたため,携帯電話も使えなくなった。
今,ニューヨーク市と,マンハッタンに拠点を置く企業は「いかにして災害に強いネットワークを構築するか」という課題に取り組んでいる。その対象は,通信事業者の通信網,企業のコンピュータ網,データ・バックアップ・センター,企業のオフィス機能・・・と広範に及ぶ。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「同時多発テロを教訓に,ネットワークの再構築に取り組むニューヨーク」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。