“EIP”という用語をご存じだろうか? EIP(Enterprise Information Portal)とは一言でいえば,「社員向けのマイ・ポータル」のことである。ひところは「BtoE(企業-従業員間)ポータル」と呼ばれていたこともあったが,今ではこのEIPの方が一般的になっている。EIPは日本では「企業情報ポータル」と直訳されているが,これを縮めて「企業ポータル」と呼ぶことも多い。
世界で企業向けソフトウエアの売り上げ低迷が続いているなか,今,このEIPソフトの売り上げが急増しているという。「従業員の生産性が高まる」「コスト削減につながる」という理由から企業がこぞって導入しているのである。日本では,まだあまり広まっていないEIPだが,米国メディアや調査会社の報告から,業界関係者やアナリストの意見を拾って,この市場の動向,今後の方向性を探ってみる。
まず,EIPについて簡単に説明しよう。これを理解するには米Yahoo!や米Excite Networkなどが提供しているポータル・サービスを思い浮かべるのが手っ取り早い。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「注目集める企業情報ポータル」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。