米Google,米Microsoft,米Apple,米eBayなど,大手各社の4~6月期決算が出そろった。各社とも大幅な増収増益の好業績。しかし投資家の見方は一様に厳しく,いずれも期待外れという評価が下された。好業績にもかかわらず,各社の株価は値を下げたのだ。
この4~6月期の決算発表を受けて,金融セクターの株価は全般的に回復基調にある。しかしハイテク・セクターはいまだ投資家の不安を募らせており,さえない状態が続いていると言われている。とりわけ今回米メディアで大きく取り上げられたのがGoogleとMicrosoft。New York Timesの記事では,「いつもオールAの学生2人が,珍しくもそろって落第点をとった」などと表現し,この状況について詳しくレポートしている。
二ケタ成長のGoogle,何が投資家を落胆させたのか?
Googleの4~6月期業績は,売上高が前年同期比39%増の53億7000万ドル。純利益は同35%増の12億5000万ドル。ともに大幅な二ケタ成長。主力収益源のネット広告事業が大きく伸びた。しかし,支出額が予想を上回ったこと,資金運用収益が予想を下回ったことなどで,1株当たり利益が市場予測を下回り,結果としてGoogle株は同日7%下落した(関連記事:GoogleのQ2決算,大幅増収増益だがアナリスト予測を下回る)。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「好業績を示したGoogle,MS,Appleも,投資家の不安は払しょくできず」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。