テレビ放送に割り当てられる周波数帯域の利用方法について,米Googleがまた新たな提言を行った。2008年3月24日,GoogleがFCC(米連邦通信委員会)に対し,いわゆる「ホワイトスペース」と呼ばれる周波数帯域の開放を要求する意見書を送ったと,欧米メディアが一斉に伝えた。
Googleは詳細を明らかにしていないが,その計画を「Wi-Fi 2.0」「Wi-Fi on steroids」などと呼び,全米で使える次世代の長距離無線ブロードバンドの実現を目指しているという。
海外メディアによると,Googleの通信/メディア担当法律顧問のRichard Whitt氏は,意見書の中で次のように説明している。「このホワイトスペースはすべての米国人にユビキタスな無線通信環境を提供できる千載一遇のチャンス。これを開放することは,既存のブロードバンド・サービス事業者間に今求められている,より健全な競争をもたらす」(同氏/washingtonpost.comに掲載の記事)。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「競売に敗れたGoogle,今度は地デジ空き領域で提言—その真意は?」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。