今,米国でちょっとした話題になっているパソコンがある。台湾を本拠地とするパソコン・メーカー2社が米国で相次いで発売したものだ。1つは,小売最大手の米Wal-Martで発売された199ドルのデスクトップ・パソコン。もう1つは300ドルを切るモデルも用意するというノート・パソコンである。
これらはいずれもLinuxなどのオープンソース・ソフトを組み込んでおり,低価格を実現している。最大の特徴は,ネット・サービスを利用することを前提に作られていること。「発想が斬新」と今メディアやネットで大いに盛り上がっている。テクノロジ系ニュース・サイトはもちろん,Forbesをはじめとする有力経済紙も注目している。名前はそれぞれ「ジーPC」と「イーPC」。こちらも斬新だ。
徹底的にWebアプリ
このgPCは,「gOS」と呼ぶUbuntu Linux 7.10ベースのOSを搭載している。おもしろいのは初めから用意されている無償のソフトウエアがふんだんにあることだ。Webブラウザの「Firefox」はもちろん,インターネット電話の「Skype」,オフィス・スイートの「OpenOffice.org」,インスタント・メッセージングの「meebo」,iTunesの代替ソフトと言われる「Rhythmbox」も入っている。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「米国で大ヒットの兆し,WebアプリPCの「ジーPC」と「イーPC」とは?」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。