米eBayは10月1日,同社傘下のSkype事業の資産評価額を引き下げ,約14億3000万ドルの費用を計上すると発表した。
ネット・オークション最大手の同社がインターネット電話の新興企業Skypeの買収を発表したのは2005年9月(関連記事:米eBayがルクセンブルグSkypeを買収へ)。当時eBayが現金と株式で支払った額は約26億ドルであり,これに業績目標達成時に追加で支払う最大17億ドルを加え,Skypeの価値は約43億ドルと見積もられていた。
それから2年後の今年10月,eBayが下した決断は,9億ドルの評価減と5億3000万ドルに改めた追加支払金である。これらを単純計算すると,Skypeの企業価値は当時の算定額から20億7000万ドル減の22億3000万ドル。当初見込み額の約半分になってしまった。また今回の評価減を発表した10月1日には,Niklas Zennstrom CEOの退任についても発表された(関連記事:Skype CEOのZennstrom氏が退任,「他のプロジェクトに注力」)。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「ネット電話の代名詞,Skypeの価値が半減した理由」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。