米Newsによる米Dow Jonesへの買収提案(関連記事),英Reutersとカナダ金融情報大手Thomsonの合併協議(関連記事)など,ここのところ欧米のメディア業界で再編に向けた動きが活発化している。
Rupert Murdoch氏率いるNewsはDow Jonesを買収することで,年内に立ち上げる経済専門チャンネル「Fox Business Channel」に,Wall Street Journalのコンテンツを取り込みたい考えだ(Forbes.comの記事)。ThomsonとReutersは,新会社の名称を「Thomson-Reuters」とするが,金融/メディア部門ではブランド力のある「Reuters」の名を使用する計画。両社の強みを合わせることで金融情報分野で米Bloombergを追い抜き,世界ナンバーワンを目指すという。
こうした,ネット・メディア業界の再編や事業刷新の動きは,今の欧米のメディア企業全般にみられる傾向のようである。たとえば米Time Warnerは昨年4つの経済誌(「Money」「FORTUNE」「FORTUNE Small Business」「Business 2.0」)のサイトを「CNNMoney.com」に統合した。これが奏功し,ユーザー数の増大に成功したという(発表資料)。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「メディアの敵か味方か? 隆盛極める“ユーザー作成コンテンツ”」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。