そのうわさは本当だった。昨年末からアナリストやMacファンの間でささやかれていた米Appleの携帯電話は米国時間1月9日,Steve Jobs CEOのMacworld基調講演で明らかにされた(関連記事)。製品名もうわさ通り米Cisco Systemsが持つ商標と同じ「iPhone」であった(関連記事)。
Appleは今回のMacworldに先立ち,Webサイトで「これまでの30年は始まりに過ぎない」とするメッセージを掲載(写真1),Macworldの会場にも同様の看板を掲げた。挑戦状ともいえる自信に満ちた文言。開催前から何か違うものが感じられた。なんらサプライズもなく期待はずれと揶揄された昨年の開発者会議とは大きく異なるイベントとなった—。
今回の本コラムでは,このSteve Jobs CEOの基調講演について,その映像内容(写真2)を今一度確認しながらレポートしてみる。講演で披露されたiPhoneとApple TV,そして看板に掲げられたもう1つの文言「Welcome to 2007」が意味するものはいったい何なのか? Appleの今後の展開について考える。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「iPhoneの衝撃,Appleのモバイル市場参入が各業界を揺らす」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。