今月15日,米Microsoftの会長Bill Gates氏と,米IntelのCEO Paul Otellini氏がThe Wall Street Journal(WSJ)紙に異例の共同寄稿をしたというニュースが報じられ,少しばかり話題になった。
ことの発端はその数日前。同じくWSJ紙に掲載された記事である。コラムニストWalter S. Mossberg氏による「ポストPC時代,Appleのデバイス・モデルはPCの手法を打ち負かす」と題するコラム記事。「パソコンのように複数の企業が開発するハードウエアとソフトウエアから成る,標準プラットフォーム上で提供される『コンポーネント・モデル』は,今のデジタル・デバイス時代において敗者になりつつある」といった内容である。Mossberg氏は「むしろ米Apple Computerの『iPod』や『iTunes』のように1社のみで顧客を囲い込む『エンド・ツー・エンド・モデル』の方に勝算がある」と述べた(www.post-gazette.comに掲載のWSJ記事)。
「パソコンは新たな時代を迎えている」
これに両氏が真っ向から反論したのだ。両氏は「そうしたデジタル機器の市場拡大に伴って,パソコンは新たな役割を担っている。(中略) 昨年1年間,Centrino/Windows XP搭載のノート・パソコンの出荷台数は,AppleのiPodを上回った」などと反論。パソコンの時代は終焉ではなく,新たな時代を迎えている,とした。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「Vistaで家庭市場に切り込め!切り札は「Xbox」」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。