日本では,ライブドアによるニッポン放送株取得やフジサンケイグループとの問題が世間を賑わしているが,米国ではここ最近,ちょうどこれと逆のことが起こっている。既存メディアによるインターネット企業の買収,あるいは株式取得による資本/業務提携だ。
なかでも新聞大手3社がニュース収集サイト米Topix.netの株式75%を取得したという話が興味深い。この大手3社とは,(1)USA TODAYを持つ米国最大の新聞グループGannett社,(2)31の日刊紙を持つ米国第2位の新聞社Knight Ridder社,(3)そしてLos Angeles Times, Chicago Tribuneなど14の日刊紙のほかテレビ局も持つTribune社。こうした大手が今,インターネット関連/技術の企業に興味を寄せている。日本とはだいぶ事情が違うといった感じだが,その背景には何があるのだろうか。資料や業界関係者の見解などをみながら考えてみる。
新聞大手3社が株式を取得したTopix.netとは?
まずは今回,Gannett社,Knight Ridder社,Tribune社の3社が株式を取得したTopix.net社についてみてみよう。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「日本とは逆?米国で既存メディアによるインターネット企業の買収が相次ぐ」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。