ガジェットなのか新種のパソコンなのか、そのOSや独特のフォームファクターゆえにどの既存製品カテゴリーにも入らないと言われる「iPad」。2010年はこの端末の登場によってタブレット型コンピュータという新市場が誕生した。
米国の調査会社Gartnerによると、iPadに代表されるようなコンテンツ消費型タブレットの世界販売台数は、2010年の1950万台から、2011年には5480万台となり、2012年には1億300万台、2014年には2億800万台にまで達する。毎年2倍以上という勢いで加速していくという予測だが、Gartnerが根拠としているポイントは二つある。
一つはネットブックの衰退だ。企業や消費者向けパソコンの市場には、文書作成や表計算などを行う1台目のパソコンのほか、ネット閲覧やデジタルコンテンツを消費するための2台目以降の需要があり、これまではネットブックがその役割を担ってきた。その市場でタブレットが台頭してくると同社は予測している。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「【特別編】激動の2010年「『タブレット市場』がついに誕生 iPadの成功でライバルも続々と」」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。