慢性的な不眠ではないが睡眠に悩みや不満を抱えつつ特に対策をとっていない「かくれ不眠者」は、配偶者にいらだちを覚えやすく、感情的になりやすい。睡眠の専門家で作る睡眠改善委員会が11月22日の「いい夫婦の日」にちなんで調査した結果をまとめた。
調査は、20歳代から40歳代のかくれ不眠者と快眠者の男女521人を対象にインターネットでアンケートを実施した。配偶者に対して「つい感情的に叱ったり、口喧嘩になってしまうことがよくある」という人は、快眠者では21.5%、かくれ不眠者では40.0%だった。「自分の意見を理解してもらえず、いらだつことがよくある」という快眠者は29.9%、かくれ不眠者では48.1%と半数近くにのぼった。いずれも18ポイント以上の差があり、かくれ不眠者は快眠者に比べて、相手にストレートな感情を向けてしまう傾向が強いことを示している。
十分な睡眠が取れないと、身体的な疲労の回復や精神的なストレスの処理がスムーズに行われないため、感情の抑制がきかず、いらいらしたりおこりっぽくなったりするためだと、睡眠改善委員会は分析している。
本記事は、日経BP社の女性向けサイト「日経ウーマンオンライン」向けに弊社が執筆した記事「睡眠のトラブルは夫婦げんかのもと」の一部です。全文は、日経ウーマンオンラインのサイトにてお読みください。