エバラ食品工業がまとめた鍋料理に関する調査結果から、鍋を通じたコミュニケーションに地域や世代による違いが浮き彫りになった。友だちと一緒に鍋を囲む機会が最も高いのは大阪で、一方東京は恋人と一緒に、あるいはひとりきりで食べる傾向が他の地域より強い。また職場関係では、新人世代の方が上司や先輩世代より鍋を通じた交流に積極的だった。
東京都内と札幌市、名古屋市、大阪市、福岡市に住む20歳代から50歳代の男女1040人を対象にアンケートを実施したところ、「上司や先輩と一緒に鍋を食べたい」と答えた20歳代前半の回答者は17.0%だったのに対し、30歳代・40歳代で「部下や後輩と一緒に鍋を食べたい」と答えた割合は平均5%に満たなかった。
普段、鍋料理を一緒に食べる相手を訪ねると、「家族」が68.1%と最も多かった。年齢があがるほど「家族」を選ぶ割合が高く、年齢が下がるほど「友人」や「恋人」の割合が高まる。40歳代では、「家族」(75.2%)が他の世代と比べ最も割合が高い一方、「ひとり」(16.0%)も他の世代より高く、「友人」(11.2%)が他のいずれの世代より低いという極端な傾向がみられた。
本記事は、日経BP社の女性向けサイト「日経ウーマンオンライン」向けに弊社が執筆した記事「鍋に積極的なのは、新人>上司&先輩!」の一部です。全文は、日経ウーマンオンラインのサイトにてお読みください。