日本気象協会は、2013年春の花粉飛散予測(第1報)を発表した。今夏の猛暑が影響し、来春は関東および東北地方のスギおよびヒノキ(北海道はシラカバ)の花粉飛散量が例年(過去10年の平均値)の1.5倍に増える見込み。
花粉の飛散量は前年の夏の気象条件が大きく影響し、一般的に夏に晴れて気温が高く、雨が少ないと翌春の飛散量が多くなる。2012年夏の気温は全国的に平均より高かったが、日照時間と降水量は地域で差があり、来春の飛散量は西が少なく東が多い「西少東多」傾向になると見られる。
夏に日照時間が少なく雨の多かった九州および四国地方は飛散量が例年よりやや少なくなり、中国地方から北海道にかけては例年並みか例年より多くなる。特に高温・多照・少雨と条件が揃った関東および東北地方は例年より多いと考えられる。
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