新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、米グーグルの今年の広告収入はマイナス成長に転じる見通しだと、米経済ニュースのCNBCや米ウォールストリート・ジャーナルなどが米調査会社イーマーケターのレポートを基に報じている。
グーグル5.3%減、調査開始以来初の減少へ
これによると、グーグルの2020年における米国広告収入は、395億8000万ドル(約4兆2100億円)となり、前年比で5.3%減少する見通し。
グーグルの年間広告収入が前年実績を下回るのは、イーマーケターが調査を始めた2008年以降初めてだという。
イーマーケターはその要因として、旅行関連企業の業績低迷を挙げている。グーグルのネット広告事業は旅行業界への依存度が高く、打撃を受けているという。
この市場でグーグルに次いで高いシェアを持つのは米フェイスブックだ(図1)。フェイスブックの今年の米国ネット広告収入は、前年比4.9%増の314億3000万ドル(約3兆3400億円)となる見通し。
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